火災時、人は煙や有毒ガスで命を失う。また、炎で財産を失う。延焼を抑え、煙や有毒ガスの発生を抑制する不燃化素材の研究開発を進めることで、木材や石油化学系素材等の新たな市場を切り開くとともに、多くの人命、財産を護り、社会福祉と都市防災機能の向上に貢献する。
延焼を抑え、煙や有害ガスを抑制する「セルフネン技術(※)」をコア技術として更なる研究開発を進め、多くの不燃化素材を実用化する。併せて、火災時における人命と財産を護るための新しい安全・安心指標を作成する。以って、多くの災害リスクを抱える日本からグローバル市場に向けてこの不燃化素材による新しい安全・安心文化を発信する。

※ 関連特許番号：3485914/3538194
初年度は、木造耐火建築物用構造材及び内装材・外装材並びに木造密集地域用火災対応木質素材、発泡スチロール等の不燃化に取組み、指標化作成のための基礎データ収集と研究開発を行う。次年度は、研究開発の継続に加え、開発した素材の適切なコストの算出、品質マネジメントの構築・運用に取り組み、商品化を進める。3年目以降は、新たな市場の創出を念頭に置いた研究開発と市場開拓を推進する。
不燃化技術研究組合
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